2016年8月24~27日。
「関の工場参観日」が岐阜県関市で開催されました。
義春刃物にも連日多くの人が工場見学に来られました。
大盛況で終えた工場参観日。
その様子が9月3日(土)の中日新聞「chu-ta」に掲載されました。
義春刃物ではただ工場見学するだけではありません。
工場見学終了後、2つのワークショップが開催されました。
ひとつは「切り出しナイフで鉛筆削りにチャレンジ」。
義春刃物で製造された切れ味抜群の切り出しナイフを使って鉛筆を丁寧に削ります。
今では鉛筆削りをナイフで切ることは少なくなってきています。
参加された方は最初は恐る恐るナイフを扱っていました。
しかし最後には、削った後が滑らかになるくらい上達していました。
小さいお子様には「特性安全鉛筆削りカッター」で職人の手を借りながら鉛筆削りを楽しみました。
子供たちが削った鉛筆を「見て見て!」と満足げに職人に見せていた姿が愛らしかったです。
もうひとつのワークショップはプレミアム体験。
職人に指南を受けながら実際に自分の手で彫刻刀を作ります。
彫刻刀に刃をつける「刃付け作業」。
水しぶきを浴びながら回転する砥石に彫刻刀あてて刃を付けました。
彫刻刀に切れ味を宿す「仕上げ作業」。
仕上げ作業の良し悪しで切れ味が決まってしまいます。
回転する羽布(バフ)に彫刻刀の刃先を当てる姿は真剣そのものでした。
最後に柄をつけて彫刻刀の完成です。
世界で一つだけのオリジナル彫刻刀が出来上がりました。
自分が職人となって彫刻刀を作る…。
この非日常的な時間を過ごすことができて、参加された方はとても満足していました。
参加された方の楽しそうな顔を見ることができ、職人一同やってよかったなと心から思いました。
関の工場参観日は今回で3回目。
もちろん来年も開催されます。
義春刃物は今年以上のおもてなしができるよう、職人全員が知恵を出し合って準備を進めていきます!