関の工場参観日 今年も大盛況!

8月24日(水)から27日(土)まで関市において工場参観日が開催されました。

義春刃物の工場にも連日多くの方々が見学に来られ、特に夏休みということもあり、お子様の元気な声が工場内にこだましていました。

関の工場参観日 今年も大盛況!

見学に来られた方は彫刻刀がどのようにして作られていくのか、製造工程に沿って工場を見学しました。

工場の案内は職人自らが行いました。

実際に工場で作業している職人が案内することでよりわかりやすく、より踏み込んだ説明ができます。

案内役の職人は参観日前日に練習を行うなど、気合い十分でした。

いざ本番。

緊張で噛んでしまったり、しどろもどろになるなど上手くいかないところもありました。

ですが一生懸命案内を行ったことが伝わったのか、見学された方から「わかりやすかったよ」などのお褒めの言葉もいただきました。

今回の工場参観日は、職人にとっても貴重な経験となったに違いありません。

 

工場内の各フロアにはそれぞれ腕利きの職人が作業を行っています。

見学された方は職人の技を間近で食い入るように見つめていました。

特に見学された方が驚いていたのは、彫刻刀の刃を仕上げる工程でした。

段ボールを使って彫刻刀の刃の切れ味チェックを体験してもらいました。

もちろん仕上げをする前の彫刻刀はもちろん切れ味はありません。

切れ味がないことを確認した後。

その彫刻刀の刃を実際に職人が仕上げました。

仕上げた後、再度切れ味チェックを行うと…。

「おぉ!すごい切れる!」

見学された方のほとんどがその切れ味に驚いていました。

ダンボールにサクサクと入る感触が気持ちがよいのか、何度も何度も切れ味を確かめる姿が印象的でした。

 

工場見学の最後にはワークショップが行われました。

「切出しナイフで鉛筆削りにチャレンジ」

お子様からご年配の方まで鉛筆削りに挑戦しました。

小さいお子様は「特性安全鉛筆削りカッター」を使用して、職人と一緒にチャレンジしました。

最初はおそるおそるナイフを扱っていましたが、慣れてくるとよりきれいに削ろうと黙々と作業を行っていました。

完成した鉛筆と切り出しナイフは記念にお持ち帰りいただきました。

 

今年の「関の工場参観日」はおかげさまで大盛況でした。

見学された方の中には来年も参加したいという方もいらっしゃり、私たち職人も嬉しい限りでした。

また来年、よりわかりやすい、より楽しい工場案内ができるように、職人一同頑張っていきます。