職人のたまご、奥村です。
先日、地元の小学生が工場見学に来てくれました。
僕は子どもたちに工場の中を案内しました。
快調に説明している中。
僕はあるミスを犯していることに気が付きました。
そのミスとは…。
「子どもたち相手に専門用語を使っていた」ことです。
大人にも説明する機会があるので、ついついその調子で子どもたちにも難しい言葉を使ってしまいがちでした。
きっと僕の説明を聞いていた子どもたちの頭の中はポカーンだったんだろうなと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
そのミスに気づいてからはわかりやすく説明することを心がけました。
うまく伝わったかはわかりませんが、子どもたちが興味津々で聞いてくれてたことが唯一の救いです。
彫刻刀の作り方を専門用語を使うことなく説明するのはとても難しいと思います。
しかし、誰が聞いても理解ができるくらいの説明ができるようになることが大切なのです。
専門用語しか使えない状態ということはまだまだ理解度が低いということ。
もっともっと彫刻刀についての勉強が必要です。
わかりやすく説明するのも訓練が必要。
職人の修行に似ています。
最初はできなくても、意識して練習していけば必ずうまくなっていくはず。
大切なのは、うまくなろうとする心を持つこと。
つまり向上心を持つことです。
向上心を持った職人集団となれるように、切磋琢磨してお互いに高め合っていけたらと思います。
って、職人のたまごが何を生意気なこと言ってるんや!
と言われないように毎日キビキビと仕事をしていこうと思います。