今年で4回目を迎える、「関の工場参観日」。
今回も多くの方々が、義春刃物の工場へ見学にいらっしゃいました。
今年も大盛況!義春刃物の工場見学
(写真:熱心に機械をのぞきこむ見学者の皆さん)
今年も職人が案内役として、各工程の部屋を紹介していきました。
(写真:見学者の皆さんに説明する職人)
職人自らが、案内をすることによって、自分の担当工程以外の箇所の勉強にもなります。
たくさんの質問に誠実に対応することで、一回り大きく成長できるのではないかと思います。
(写真:職人も案内しながら勉強しています)
猛暑の中、汗を流しながら説明をする職人。
工場参観日を機に知識が増え、自分自身の作業にも、大いに役立てることができます。
(写真:えんぴつ削り体験に挑戦するお子さん)
工場見学の最後に行われた「えんぴつ削り体験」。
お子様からご年配の方まで、切り出しナイフを器用に扱いながら、上手に鉛筆を削ることができていました。
(写真:お子さんでも器用に切り出しナイフを使えます!)
近頃では、子どもは刃物に触れる機会が減ってきた言われています。
今回の体験は、普段使い慣れているえんぴつを、鉛筆削りの機械ではなく、ナイフで削るということで、貴重な経験になったのではないでしょうか。
近くで大人が同じように鉛筆をナイフで削る姿を、お子さんは見てました。
見よう見まねでおそるおそるナイフを扱う姿はとても初々しく感じました。
幸い、ケガもなく鉛筆の先をとがらせることができ、お子さんは満足そうでした。
(写真:ご年配の方の刃物の扱いはさすがでした)
一方、ご年配の方は、ものすごいスピードで鉛筆を削っていました。
体験開始1分後には、「できたよ~」と尖った鉛筆を見せてくださいました。
電動の鉛筆削り機よりも、切り面は滑らかで美しかったです。
(写真:もちろん来年も、職人が案内します)
工場参観日は来年もあります。
今年来られなかった方も、ぜひ、義春刃物に見学にいらしてください。
普段なかなか見ることがない、彫刻刀の製造工程や、切れ味抜群の切り出しナイフを使ったえんぴつ削り体験をぜひ、体感していただければと思います。
最後に、今年の工場参観日は猛暑でした。
そのような中、足をお運びくださった方々に、感謝申し上げます。
(文責:奥村)