こんにちは。
職人のたまご、奥村です。
前回の記事で、「今年は基本に返るよー」というお話をしました。
今まで習得した「彫刻刀に切れ味をつける技術」。
しっかりできているか、確認しています。
もくじ
癖(くせ)が見つかった
(写真:高速回転するバフに彫刻刀の刃を当てることで切れ味がつく)
ゆっくりとしたスピードで、基本に返っていると…。
なんと、今まで気づかなかった「癖(くせ)」が見つかりました。
彫刻刀を仕上げる動作の中で、無意識に癖が出ていたのです。
その癖は、「彫刻刀の切れ味」に関わる大切なものでした。

(写真:切れ味のある彫刻刀を作るために…)

心から思いました。
癖の修正方法

(写真:癖を直すのは大変だ)
修正1.癖を常に意識できるようにする
明らかになった「癖(くせ)」をどう修正するか。
それは、癖を意識して直すしかない。
そもそも、無意識にやっていた癖。
まずは常に意識できるように、注意を払う必要がある。

まずはここから始めよう。
修正2.癖を直す
はっきりと癖を意識できたら、いよいよ癖を直していきます。
カラダに染みついた癖を修正するのは、とても難しい。
箸の持ち方や、鉛筆の握り方を正すのと同じですね。
なんだか、むずがゆい感じ。
なかなかうまくいかず、イライラします。

(写真:すべては切れ味のために…)
修正できなければ、彫刻刀の切れ味に関わる。

とはいうものの、結局は数をこなせばいい話。
「正しいやり方で仕上げた数」が、「無意識の癖で仕上げた数」を超えればいい。
そうすれば、「正しいやり方」が「癖」に勝つ。

もちろん、数をこなすのは時間がかかる。
根気よく、癖を修正していかなくてはなりません。
上達した未来の自分を想像する

(写真:熟練職人になるために…)
今できなくても、いつかできるようになる。
上達した自分をイメージして、作業をしよう。

それでもイメージし続ける。
世の中、続けたもん勝ち。
ほじゃ、今回はこのへんで。