この記事は、義春刃物の彫刻刀の品質について紹介しています。
この記事を通して、義春刃物の彫刻刀がどのようにして高い品質が守られているのかを知っていただけたら幸いです。
もくじ
義春刃物の彫刻刀
(写真:義春刃物の彫刻刀)
義春刃物はおかげさまで、学童用彫刻刀シェアナンバー1を誇っています。
「切れ味が良いね」「切れ味が長持ちするね」
お客様からの嬉しいお言葉をいただくなど、義春刃物の彫刻刀は長年、お客様から信頼されています。
ではなぜ、長年信頼されているのか。
その理由の一つに、品質の高さが挙げられるのではないでしょうか。
義春刃物の彫刻刀は、なぜ品質が高いのか
義春刃物の彫刻刀の品質が高い理由として。
ひとつは、熟練職人の技術力が挙げられます。
(写真:1本1本の彫刻刀に技と魂を込める)
創業100年の技と魂を継承した職人。
1本1本の彫刻刀を、職人が手作業で切れ味をつけております。
機械では決してできない、繊細な技術を有した職人の腕が、高い品質を生み出しています。
(写真:検品で彫刻刀に不具合がないかをチェックする)
品質が高い理由のもうひとつは、厳しい検品にあります。
出荷前の検品は特に厳しく行い、1本も不良がないように気を付けています。
検品で刃こぼれなどの不備があれば、即刻職人のもとへ戻します。
そして再度、職人は不備のあった箇所を手直しし、また検品してもらいます。
厳しい検品があるからこそ、品質の高い彫刻刀を自信をもって出荷することができるのです。
全工程で検品している
(図:製造工程のほぼすべてで検品を行っている)
検品は、出荷前に行われているだけではありません。
実は、ほぼすべての工程で検品をしているのです。
原材料の鋼板から彫刻刀の形に射抜くとき。
裏押しするとき。
刃付けを行うとき。
切れ味をつけるとき。
柄をつけるとき。
梱包するとき。
それぞれの部門を担当する職人が、彫刻刀に不備がないかをチェックしています。
出荷前の検品はさらに厳しく
(写真:出荷前の検品作業)
出荷前は厳しい検品を行っています。
不良の彫刻刀を出荷しないように、検品担当の職人が厳しい目でチェックしています。
検品は目視で行うのですが、どれだけ小さな刃こぼれも見逃しません。
下の写真の彫刻刀は、検品してまだ出荷できないと判断されたものです。
どこに不具合があるか、わかりますか?
(写真:どこかに不具合がある)
(写真:ごく小さなバリや刃こぼれも見逃さない)
目を凝らしてみると…。
刃の右側に刃こぼれがあります。
ごくごく小さな刃こぼれ。
これを見逃さないのが、まるで顕微鏡のような職人の目。
小さな刃こぼれでも切れ味を大きく鈍らせてしまいます。
なので職人は、1本も不良の彫刻刀を出荷しないという意気込みで、日々、検品作業をしています。
最高の品質を誇る彫刻刀をお客様のもとへ
(写真:いざ、お客様のもとへ)
こうして厳しい検品をクリアした彫刻刀は晴れて出荷されます。
彫刻刀の不具合を全工程でチェックし、出荷前に厳しい検品を行う。
そうすることで、お客様のもとへ品質の高い彫刻刀をお送りすることができます。
これからもお客様に信頼され、長く使っていただけるような彫刻刀を作ってまいります。