こんにちは。
職人のたまご、奥村です。
彫刻刀を1本でも多く生産するためには、作業スピードを速める必要があります。
しかし、1日中ずっとスピードを速めようと意識しながら作業するのは、とても大変。
そこで僕は、1日のうちどこかでスピードのことを忘れて作業する時間を作っています。
メリハリを付けることで、質の高い作業が維持できると考えたからです。
しかしある日、思わぬ落とし穴があることに気がつきました。
意識することの重要性
思わぬ落とし穴。
それは、「普通のスピードでやっていたつもりが、気づかないうちに遅くなっていた」というものでした。
作業が進むにつれ、知らない間にスピードが落ちてしまっていたんです。
おそらくこれは、疲労の蓄積による作業スピードの低下だと思われます。
怖いのが、「自分では気づいていない」ということ。
もしスピードを速める意識を持っていなければ、とてつもなくスローペースで作業していたかもしれません。
結果、生産数が減ってしまうことになります。
常にスピードを意識し続けていないと、いつのまにかテンポが遅くなってしまうんですね。
とはいうものの、やはり1日中意識するのは大変です。
なので、考え方を「テンポの良いリズムを保ち続けること」というふうにしてみます。
ムリにスピードを速めようとするのではなく、リズムよくペースを維持する意識を持つことで、1日の生産量も減ってしまうことはなくなるはず。
ほど良い緊張感でできると思うので、長続きしそうです。
これからも彫刻刀の質はもちろん、量にもこだわってガンガン生産していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。