こんにちは。
職人のたまご、奥村です。
彫刻刀を仕上げる「技術」を身につけたとき。
技術を確実に習得する方法を、ひらめきました。
名付けて「とりあえず、数万回理論」。
今回は、汗水たらして得た教訓をご紹介します。
職人のたまごの殻を破るために…。
ちょっとだけ生意気に語らせてください。
ちょっとだけですから。
もくじ
職人のたまご式「とりあえず、数万回理論」
たくさん練習することの大切さ
技術を習得するためには。
まずなんといっても、数をこなすことが大切。
「当たり前じゃん!」
そう思うかもしれません。
けれど、職人の世界。
こなす数が膨大なのです。
1000回では足りません。
(写真:座って作業しても、疲れるんです。)
例えば、僕の場合。
一種類の彫刻刀を仕上げる技術を身につけるまでに、なんと数万回、同じ動きを繰り返しました。
それでやっと身につくのです。
もちろん、「職人の技術」なので、難易度は高いです。
数万回こなさないと、身につかない技術。
改めて、義春刃物の技術は、精密なんだなぁと感じました。
それにしても、「数万回の同じ動作」って、大変。
文字通り、血と汗を流しながら身につけた技術です。
一つ技術を身につけるたび、自信がわいてくるんですよ。
(写真:血と汗と涙が、つまってますから。)
職人の経験を生かす
これからの人生、たくさんのことに挑戦していくと思います。
そんなとき、たった数回やっただけで、あきらめたらもったいない。
「食わず嫌い」になっちゃダメ。
たくさん練習してもないのに「できない」なんて、僕はもう言いません。
くじけそうになったとき。
「とりあえず、1万回やってみ?」
と問いかけてみよう。
子供が「逆上がりができない」と言ってきたら。
「とりあえず、100回やってみ?」
旦那が野菜嫌いであれば。
「とりあえず、1000回食べてみ?」
部下が仕事ができないのであれば。
「とりあえず、1万回取り組んでみ?」
まさに、魔法のことば。
できないことができるようになる、おまじないです。
職人のたまごからあなたへ
この「とりあえず、数万回理論」はきっとあなたの役に立ちます。
あきらめるのは、簡単。
続けるのは、難しい。
誰もが知っている、この真実。
けれど、たくさん練習し続けた先に。
きっとあなたを幸せにしてくれる技術が身についているはず。
その時が来るまで。
とりあえず、数万回練習してみよう。
ほじゃ、今回はこのへんで。