こんにちは。
彫刻刀職人の奥村です。
今回は、小学校の先生向けの記事になります。
小学生の彫刻刀の授業で注意すべきこと
【注意1】授業中の様子
彫刻刀は刃物です。
児童が刃物を初めて扱うとき、「刃物は危ないものだ」と認識すると思います。もちろん、先生もそのように指導するでしょう。
しかし、作業が進んでいくにつれ、児童は彫刻刀で彫ることに夢中になっていきます。
すると、どうなるか。
正しい持ち方や使い方を忘れてしまうとどうなるか。
ケガのリスクが高まりますよね。
したがって、先生は授業中、児童の彫刻刀の扱い方に注意を払う必要があります。
正しく扱えてないと判断したら、いったん小休止をはさみ、正しい扱い方を再度指導すると良いでしょう。
正しい使い方をおろそかにして起こるケガの中で、最も多く発生するパターンがあります。それは以下の記事を参考にしてください。
【最重要】小学生が彫刻刀で彫っている時の反対の手の置き方に注意!
【注意2】授業のコマ数
【注意1】では、「授業中」に注意することを述べました。
もうひとつ、注意が必要なこととして、「授業のコマ数」が挙げられます。
授業のコマ数が進んでいくにつれ、児童は彫刻刀を上手く扱えるようになっていくでしょう。
しかし、慣れたときが一番油断しやすいです。危険認識が薄れ、正しい持ち方や使い方をおろそかにしてしまいがち。
したがって、毎時間に諸注意として、正しい持ち方や使い方を確認させると良いでしょう。
くどいかもしれませんが、子どもの意識下に危険認識を植え付けさせることが、ケガのリスクを下げることにもつながります。
彫刻刀を安全に扱うためにも、授業中やコマの進行時に今一度、正しい扱い方を確認させることをおすすめします。
この記事が彫刻刀の授業の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。