【最重要】小学生が彫刻刀で彫っている時の反対の手の置き方に注意!

こんにちは。

義春刃物の彫刻刀職人、奥村です。

 

 

今回は、小学校の先生向けの記事です。

この記事を読むと何がわかる?
小学生が彫刻刀で彫っている時に、「反対の手をどこに置くか」がわかる。

 

まず、彫刻刀をどう持つか

(写真:彫刻刀の基本的な持ち方)

 

まず、彫刻刀の基本的な持ち方は、上の写真をご覧ください。

鉛筆を軽く握るように持ちます。

 

(写真:刃の角度に注意)

 

彫刻刀を木版に置くときの角度に注意が必要です。

角度が急すぎると、刃が木版に引っ掛かって彫りにくくなります。

 

(写真:力が入ると彫りにくくなるので注意)

 

余計な力は入れないようにしましょう。

特に、指を曲げて力を使おうとするので注意してください。

 

反対の手はどこに置けばいいのか

(写真:支えるほうの手と刃の位置)

 

支えるほうの手は、彫刻刀の刃よりも後ろに置くようにしましょう。

これを常に守っていれば、よほどのことがない限り、指を切ることはないはず。

 

(写真:反対の手で彫刻刀を添える)

 

もうひとつの置き方は、反対の手で彫刻刀を支えるようにします。

そうすることで、彫る動作が安定し、スムーズに彫ることができます。

 

注意点は、刃の部分に指を添えないこと。

柄の部分に添えるように指導することが必要です。

 

彫刻刀の使い方で最も注意が必要

(写真:絶対に刃の動く方向に手を置かない)

 

支えるほうの手の絶対条件。

それは、「刃の動く方向に手を置かないこと」です。

何かの拍子に刃が滑って、指を切る危険を回避するためです。

 

手を刃の前に置いてしまう理由

ではなぜ、彫っているときに、反対の手を刃の前に置いてしまうのか。

考えられるパターンは以下の通りです。

 

刃の前に手を置くのはどんなとき?
  1. 力ずくで彫ろうとするとき
  2. 彫る方向が変わってきたとき

 

1.力ずくで彫ろうとするとき

(写真:刃の角度が急だと木版に引っ掛かりやすい)

 

刃が木版に引っ掛かると、強引に彫ろうとします。

強引に彫るときに、反対の手を刃の前に置いて彫りやすくしようとする可能性があります。

これでは、何かの拍子に刃が滑って指を切るリスクが高まります。

 

刃が木版に引っ掛かってしまうのは、彫る際の刃の角度が急すぎるのが原因かもしれません。

彫刻刀をやや寝かせることで、スムーズに彫ることができます。

 

また、彫刻刀の切れ味が悪いと、木版に引っ掛かりやすくなります。

新品に比べ、おさがりの彫刻刀や学校に常備している彫刻刀は、切れ味が悪くなっている可能性があるので注意が必要です。

 

2.彫る方向が変わってきたとき

(写真:常に体の前方に刃を動かすことが望ましい)

 

木版を彫るのは、直線だけとは限りません。

曲線を彫ったり、ジクザグに彫ることもあるでしょう。

そんなときに、彫刻刀だけを動かしていると、気づかないうちに支えている手の方向へ刃を動かしている可能性があります。

 

彫刻刀だけをを動かすのではなく、支えるほうの手も同時に動かしていくことが必要です。

また、木版自体を動かして、刃が常に体の前方に動くようにしてもよいでしょう。

 

夢中になったら忘れやすい

(写真:正しい持ち方や使い方を常に意識させる)

 

子どもは夢中になって彫っていると、正しい持ち方や使い方がおろそかになってしまうことがあります。

授業の最初に、彫刻刀の正しい持ち方や使い方を指導すると思いますが、彫っている最中にも注意を促すことをおすすめします。

 

この記事が、彫刻刀の指導のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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