【彫刻刀の作り方「⑥ 検品・梱包」編】小学生が使う彫刻刀はどのように作られているのか?


柄付けの工程を完了することで、1本の彫刻刀が完成します。

しかしながら、完成した彫刻刀に不良が混ざっていないかをチェックする必要があります。

そこで最終工程である「検品・梱包」を行います。

 

まず、彫刻刀の製造工程を振り返ってみましょう。

 

彫刻刀の製造工程

(図:彫刻刀の製造工程)

 

工程⑧「検品・梱包」は、品質の高い彫刻刀を出荷するための、最後の重要な工程です。

刃こぼれや不備のある彫刻刀を出荷しないために、検品担当者が厳しくチェックをします。

 

厳しいチェックを見事クリアした彫刻刀は、箱詰めされ、出荷されます。

無事出荷されたことで、彫刻刀の製造工程はすべて完了したことになります。

 

もし、彫刻刀に不良があった場合は、もう一度、職人のもとへ返します。

そして職人が再度仕上げ直して、もう一度検品してもらいます。

 

検品1

(写真:彫刻刀を入念に検品する姿)

 

検品は、主に女性が担当しています。

肉眼では確認しづらい刃こぼれまで見逃しません。

まるで顕微鏡のような目で、どれだけ小さい不良も見逃しません。

 

刃こぼれ3

(写真:どれだけ小さな刃こぼれでも見逃さないように検品する)

 

無事、検品に合格した彫刻刀は、いよいよ皆さまのもとへ出荷されます。

職人が丹精込めて作った彫刻刀を、ぜひ使っていただけたら幸いです。

 

検品2

(写真:品質の高い彫刻刀を出荷するには検品が重要)

 

 

おわりに

以上、材料の鋼の状態から1本の彫刻刀ができるまでを解説してきました。

各工程の職人は、100年受け継いだ高い技術力と魂をもっています。

 

職人の技と魂を、1本の彫刻刀に込める。

そうすることで、切れ味がよく、耐久性が高い彫刻刀ができあがるのです。

これからも品質の高い彫刻刀を量産していけるよう、職人一同、気を引き締めて製造していきます。