疲労を分散させる技術?

どうも、こんにちは。

職人のたまご、奥村です。

 

 

当たり前ですが。

一日仕事を頑張ると疲労が溜まりますよね。

終業の時刻が近づくにつれて頭がボーっとしてくることもあります。

 

僕も仕上げ作業をしていますが、必ずといっていいほど夕方に仕上げるペースが落ちます。

夕方ごろに疲れがピークになり、テンポよく作業をしようにもできなくなってしまうのです。

 

(写真:一日の作業で生じる疲労の種類)

 

繊細な作業を行うことによる脳みその疲労。

「やっとこ」をにぎり続けることによる握力の疲労。

一日中座りながらの作業による腰の疲労。

主にこの3つが僕を悩ませています。

 

けれど、握力はこれから何年も続けていけば勝手についていくと思います。

腰の痛みも座り方を変えたり、こまめに腰を伸ばすことで解消されることもあります。

 

問題は脳みその疲労なのです。

頭がボーっとしてしまうと繊細な作業ができません。

テンポよく仕上げることもできなくなります。

 

毎日決まって夕方ごろに訪れるボーっとタイム。

なんとか疲労を回避する方法はないだろうか…。

 

 

よくよく考えたら、1日中仕事していれば疲労がたまるのは当然なんですよね。

なのでそもそも完全に疲れないようにするのは不可能なのです。

せめて、疲れを軽減させる…。

 

と、考えを巡らせていたら僕の頭の中にある偉人の言葉が浮かびました。

 

「疲労を分散させる」

 

この言葉はプロ野球選手でメジャーリーガーのイチロー選手がとあるテレビ番組で言っていたことです。

イチロー選手いわく、ボールを100球以上投げるとどうしても体に負担がかかり疲労を感じるそうです。

ですがある時、雑談しながら100球以上投げても全然疲れないことを発見しました。

「体の中で疲労が分散されるんでしょうね」

とイチロー選手が言っていたのを僕は思い出しました。

 

かれこれ8年くらい前のテレビ番組だったと思いますが、我ながらよく覚えていたなぁと思います。

要するに、一点に集中するよりも何か雑念が入ったほうが良いかもしれない、ということですね。

 

さすが一流選手。

毎日のコンディションに気を遣っているからこそ発見できたのかなぁと思います。

確かに静かな図書館で勉強するよりも、雑音が多いカフェなどで勉強したほうがはかどったりしますよね。

それと同じかもしれません。

 

 

そのテレビ番組を見たときは「へぇ~、一流選手ってすごいなぁ」としか思いませんでした。

けれど今。

 

 

「もしかしたらこれは使えるんじゃない?」」とひらめきました。

仕上げ作業中に雑念を織り交ぜたら、頭がボーっとする疲れが分散されるかもしれない。

 

イチロー選手の場合はおしゃべりでしたが、さすがにしゃべりながら作業はできません。

「ならば、よそ事を考えてみよう」

そう思い、一日だけ実験として試してみることにしました。

(仕事中によそ事なんて…よくないですけども)

 

 

一生懸命よそ事を考えた結果…。

なんと見事に頭がボーっとする疲労を軽くすることができたのです!

これは使える!

 

 

…そう思ったのもつかの間。

ある致命的な出来事に気づきました。

それは何かというと。

仕上げる数が少し減ってしまっていたということです。

 

 

そりゃそうですよね。

僕は職人のたまごです。

そもそも。

集中しないとまだちゃんと作業はできません。

よそ事考えながら作業できるほど熟練じゃありません。

「よそ事考えるなんて百年早い!」って先輩に言われそうです。

 

なのでせっかくひらめいたこの案もしばらくはお預けします。

たまごはたまごらしく、毎日どっぷり疲れながら技術を磨いていきますよ。

 

 

今回のお話は僕のひらめいたことをそのまま言葉にしました。

なので読み行くかったかもしれませんが、悪しからず。

 

ほじゃ、今回はこの辺で。