こんにちは。
職人のたまご、奥村です。
今回は、技術習得に欠かせない道具のお話。
僕の「コツノート」を大公開します。
コツノートとは
(写真:ノートは職人に欠かせない道具のひとつ)
というような、技術を習得するヒントや感覚を書いていく。
それが「コツノート」です。
自分なりの言葉でメモする
(写真:このメモは、「とにかく正確に」という意味だった気がする…)
技術というのは、言葉で表現しにくい。
なので僕は、数字や擬音語を用います。
感覚的な表現で、簡単に書く。
特に、上手にできたときの感覚を、しっかり記録します。
なぜコツをメモするのか
(写真:思い立ったら即メモ)
これを防ぐためにメモします。
人間は忘れる生き物。
今覚えていることでも、数分後には忘れてる。
だからメモを残すのです。
これでは遅い。
作業が一段落して、メモを取ろうとしても、時すでに遅し。
良い感覚は、忘却の彼方へ消え去っていた…。
そんなことが多々ありました。
(写真:すぐにメモする!)
そんな良い感覚が得られたら、作業を中断してでもメモを取るようにしています。
「記録は記憶になる」
そう思います。
どうせなら、過程を楽しむ
(写真:文字で書くことで、理解が深まる)
「体で覚える」
一理あります。
けれど、どうせなら、上達の過程が知りたい。
僕はそう思います。
良い感覚の言葉がびっしり詰まったノートは、まさに宝物。
技術習得が楽しくなります。
「できて楽しい」
だけでなく、
「わかって楽しい」
これからも、体で、目で、頭で、技術と向かい合っていきたいです。
全ての感覚を受け入れる
(写真:後生大事にとっておく)
コツノートを人に見せても、何が書いてあるか、たぶんわからないと思います。
たまに、自分で見返しても、
というメモもあります(笑)
過去に書いた感覚メモが、現在の感覚では全否定されることも。
例えば以前は、
けれど今は、
そんなことも、しばしば。
けれど、それでいい。
試行錯誤を繰り返して、技術は身についていくから。
そのとき感じたものを、言葉で記録する。
そうすることで、より鮮明に技術が見えてくるはず。
今日もいそいそと、作業中にメモをとっています。
ほじゃ、今回はこのへんで。