大公開!職人のたまごは、こうやって技術を習得している。

こんにちは。

職人のたまご、奥村です。

今回は、技術習得に欠かせない道具のお話。

僕の「コツノート」を大公開します。

コツノートとは

(写真:ノートは職人に欠かせない道具のひとつ)

 

たまご
今の感じ良かった!
たまご
こう動かしたら上手にできた

 

というような、技術を習得するヒントや感覚を書いていく。

それが「コツノート」です。

自分なりの言葉でメモする

(写真:このメモは、「とにかく正確に」という意味だった気がする…)

 

技術というのは、言葉で表現しにくい。

なので僕は、数字や擬音語を用います。

 

たまご
1,2,3のリズムで。
たまご
スーッと抜ける感じで。

 

感覚的な表現で、簡単に書く。

特に、上手にできたときの感覚を、しっかり記録します。

なぜコツをメモするのか

(写真:思い立ったら即メモ)

 

たまご
あれ?なんだっけ?

これを防ぐためにメモします。

 

人間は忘れる生き物。

今覚えていることでも、数分後には忘れてる。

だからメモを残すのです。

 

たまご
この感覚、すごくよかった!後でメモしておこう!

これでは遅い。

 

作業が一段落して、メモを取ろうとしても、時すでに遅し。

良い感覚は、忘却の彼方へ消え去っていた…。

そんなことが多々ありました。

 

(写真:すぐにメモする!)

 

たまご
これぞ!

 

そんな良い感覚が得られたら、作業を中断してでもメモを取るようにしています。

「記録は記憶になる」

そう思います。

どうせなら、過程を楽しむ

(写真:文字で書くことで、理解が深まる)

 

「体で覚える」

一理あります。

けれど、どうせなら、上達の過程が知りたい。

僕はそう思います。

 

良い感覚の言葉がびっしり詰まったノートは、まさに宝物。

技術習得が楽しくなります。

 

「できて楽しい」

だけでなく、

「わかって楽しい」

 

これからも、体で、目で、頭で、技術と向かい合っていきたいです。

全ての感覚を受け入れる

(写真:後生大事にとっておく)

 

コツノートを人に見せても、何が書いてあるか、たぶんわからないと思います。

 

たまに、自分で見返しても、

たまご
なんだ…これは?

というメモもあります(笑)

 

過去に書いた感覚メモが、現在の感覚では全否定されることも。

例えば以前は、

たまご
スーッと動かす感じが良かった。

 

けれど今は、

たまご
【スーッと】じゃなくて、【スッと】のほうがいい。

そんなことも、しばしば。

 

けれど、それでいい。

試行錯誤を繰り返して、技術は身についていくから。

 

そのとき感じたものを、言葉で記録する。

そうすることで、より鮮明に技術が見えてくるはず。

 

 

今日もいそいそと、作業中にメモをとっています。

 

ほじゃ、今回はこのへんで。