どうも、こんにちは。
職人のたまご、奥村です。
8月23日(水)~26日(土)の4日間、
関の工場参観日が開催されました。
義春刃物の工場見学は、
職人が案内をします。
(写真:職人が案内をする様子)
実際に作業をしている職人が案内することにより、
見学者の方は、彫刻刀についてより詳しく知ることができます。
職人自身も、自分の作業場以外の部屋を案内するので、
工場見学の案内は、格好の勉強の場になります。
見学者の皆さんは、暑い中、職人の話を一所懸命に聞いてくださいました。
本当にありがとうございました。
関の工場参観日に、僕に課された試練とは?
(写真:暑い中、参加してくださいましてありがとうございました)
さて、僕の工場参観日の役割は、オリエンテーション係でした。
おもに工場内を見学する前に、映像を使って義春刃物や彫刻刀の紹介をします。
わずか10分ほどのプレゼン時間で、義春刃物と彫刻刀について知っていただくためには、どうしたらいいだろうか?
構想を練ることから始まり、プレゼンづくり、そして発表の練習。
3か月かけて、じっくり準備してきました。
そして、僕は一つの試練を自分に課しました。
それは、「プレゼン中に、どよめきを1回起こす」ことです。
ただ淡々と「義春刃物はこういう会社です」という説明だけでは、きっとつまらないだろう。
だったら僕のプレゼンを聴いて、来場者の皆さんが「えーっ!そうなんだ!」と驚くようなプレゼンにしてやろう、と腹の中で思っていたのです。
そのためのネタを3か月かけてじっくり仕込み、いざ本番。
4日間の開催の中で、
1日目、空回り。けれど小さなどよめきをゲット。
2日目、空振り。
3日目、大きなどよめきをゲット。
4日目。さらに大きなどよめきをゲット。
という結果でした。
1日目は、初日でちょっと緊張してしまい、言葉に詰まったり、噛んだりして、空回りしてしまいました。
2日目は、渾身のネタの場面で、残念ながら噛んでしまい、空振り。
3日目は、小学生のお子さんを巻き込んでネタを披露したこともあり、大きなどよめきを起こすことができました。
4日目は、今度はマダムを巻き込んでネタを披露し、さらに大きなどよめきを獲得しました。
ネタといっても、僕の職人の体験談をお話したのですが、
大きなどよめきを起こすことができて良かったです。
オリエンテーションでしっかりと場を温めて、その後の工場見学をより実りのあるものにする。
僕はその役割をしっかり果たせたのではないかと思います。
ただ、これで満足していません。
今年は、カミカミだったので。
来年は、全開催日で大きなどよめきを起こすことを目標にします。
そのために、これから1年、職人仕事に精を出し、新しいネタを仕入れていきたいです。
ほじゃ、今回はこのへんで。