こんにちは。
職人のたまご、奥村です。
今回は、「一度身につけた技術は忘れるのか?」というお話です。
お楽しみください。
技術は忘れない?
(写真:ペーパーで刃の表面を磨く様子(これは平刀))
久しぶりに、小丸刀の刃の表面を磨く作業をやりました。
「高速回転するサンドペーパー」に刃の表面をこすり当てます。
何回も。
何十回も。
何百回も。
何千回も。
何万回も。
何十万回も。
とにかくたくさん練習してきました。
そして、ようやく技術を身につけることができたんです!
けれど、4カ月間くらいでしょうか。
小丸刀をやる機会が減ってしまいました。
せっかく身につけた技術なのに…。
「もし忘れてしまっていたら、どうしよう…」
少々どころか、だいぶ不安でしたよ。
小丸刀の技術は忘れてしまった?
さて、小丸刀の技術はどうなったのか…。
今日、おそるおそるペーパー作業をやってみました。
その結果…。
(写真:小丸刀の美しい刃の表面)
技術は、しっかり覚えていました!
「よかったー」
「せっかく身につけた技術を忘れていたらどうしよう…」
正直、内心すごくビビっていました。
でも、意外にすんなり作業ができたので逆にびっくりです。
「体は覚えていた」というやつですね。
体で覚えたものは、忘れない。
よく、「自転車に一度乗れれば、長い期間が空いても乗ることができる」と言われます。
まさにそれと同じ結果になりましたね。
でも、不思議ですね。
4カ月前に身につけた技術は、全く忘れていませんでした。
それなのに、4カ月前に起こった出来事は、あまり覚えていません。
(写真:頭で覚えたことは、すぐに忘れる)
頭で覚えたものではなく、体で覚えたものは忘れない。
逆に、「頭で覚えたものは、いつか忘れ去ってしまう」と言えるかもしれませんね。
まぁ、とにかくよかったです。
もし技術を忘れていたらと思うとゾッとします。
またイチから身につけるのは、骨が折れますから。
これからも、ガンガン小丸刀の刃をピカピカにする所存です!
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからは、記事の更新を増やしていく予定です。
よければ、遊びに来てくださいね。
こちらの記事、見なきゃ損です。