彫刻刀には用途に合わせて刃の形状が異なります。
彫刻刀の刃の形とその用途について説明します。
平刀
広い面を柔らかい調子で表すのに適しています。
ゆるやかな傾斜に彫ってボカす版画を彫るときや、余分な部分をすき取るときに使います。
切出刀
はっきりとした輪郭や鋭い線の切れ込みを入れるとき、その他削るときに使います。
中丸刀
丸みぞの比較的太い線を彫るときや、いらない部分をすき取るときに使います。
広い面をさらうのに適しています。
小丸刀
U字型の細い線を彫るときや、細かい部分をすき取るときに使います。
三角刀
V字型の細い線を彫るときや、せまい部分をすき取るときに使います。
直線や曲線、点などを表すのに適しています。