どうも、こんにちは。
職人のたまご、奥村です。
職人2年目に入り、今一度、自分の仕事について考えてみます。
1年目は、何が何だかわからず、ただガムシャラに作業に没頭していました。
2年目に入ると、少し落ち着きが出てきて、精神的にも楽になってきました。
ただ、楽になったからといって、ゆるんではいけない。
さらなる飛躍を目指して、仕事にあたるようにしたい。
そう思って先日、稲盛和夫さんの「働き方」という本を読みました。
すべての働くひとにとって、バイブル的な本。
読み進むうちに、自分に喝が入れられているような気分になります。
たくさん参考になりましたが、その中でも、職人として気になる部分がありました。
それは…。
職人にとって大切な「有意注意」とは?
「有意注意(ゆういちゅうい)」とは、目的をもって真剣に、意識や神経を対象にそそぐこと。
反対語は「無意注意」。
これは、音が鳴ったら振り向くなどの反射的な注意のことです。
「無意注意」とは違い、「有意注意」は自分の意識を意図的に集中させるのだそうです。
そうすることで、物事の本質をとらえることができ、ミスも少なくなるらしい。
僕は今、技術を習得している最中です。
作業するときに「有意注意」で全神経を彫刻刀に集中させることが重要なのです。
ですが本書を読んで、僕の「有意注意」はまだまだ全然足りないと痛感しました。
早く正確に技術を習得するためには、もっと集中しなけれななりません。
特に、上手にできないときこそ、注意力を高めてみようと思います。
常に問題意識を持ちながら、どうしたらうまくできるのかを徹底的に考える。
技術習得のために、意識や全神経を集中させる。
一日の作業が終わった時に、頭がボーっとするくらい、「有意注意」を働かせるようにします。
2年目の過ごし方が、その後の「職人人生」を決めるといっても過言ではありません。
作業に慣れてきて、中だるみしやすい時期だからこそ。
今一度、気を引き締めて、せっせと技術を磨いていきます!
ほじゃ、今回はこのへんで。