こんにちは。
義春刃物の彫刻刀職人、奥村です。
今回は、彫刻刀の授業における見本の重要性についてお伝えします。
子どもに見本を見せよう
小学校の先生にお伝えしたいこと。
それは、子どもに見本を見せることです。
特に以下の2つが大切です。
- 完成した作品を見せること
- 彫刻刀の使い方を示範すること
完成した作品を見せること
(写真:完成した作品を見せてあげましょう)
まずは、子どもにゴールを示してあげましょう。
ゴールが明確になると、より質の高い取り組みができ、彫刻刀の扱いもスムーズに習得できます。
逆に、目標地点がわからないと、子どもは何の目的で彫刻刀を扱うのかが曖昧になります。
様々な作品を見せて、子どもの想像力を働かせましょう。
彫刻刀の使い方を示範すること
(写真:彫刻刀の扱い方を丁寧に教えてあげましょう)
初めて彫刻刀を使う児童は、持ち方すらわかりません。
したがって、彫刻刀の持ち方と使い方に関しては、必ず示範することをおすすめします。
示範しないと、作業中、危険な持ち方や彫り方をしてしまいかねません。
持ち方と使い方によって生じるケガは、未然に防げるものです。
授業の導入に正しい使い方をしっかり指導することで、ケガのリスクを低減することができるはずです。
もちろん、導入だけでなく作業中も正しい使い方ができているかを確認することも大切です。
ケガをしないように、そして、よりよい作品ができるように、見本をたくさん見せていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。