2年ぶりだな。

こんにちは。

職人のたまごの奥村です。

 

久しぶりに平刀を仕上げました。

じつに2年ぶり。

 

2年ぶりでも身体は覚えていた

(写真:平刀)

 

今までは、おもに小丸刀を仕上げていました。

小丸刀の刃の小ささに慣れてしまったため、平刀の刃の大きさにやや戸惑いました。

でもすぐに慣れましたよ。

 

(写真:小丸刀の刃は小さい)

 

以前こんな記事を書きました。

【結果】一度身につけた技術は4カ月間やらないと忘れるのか?

2020-10-02

この記事は、「一度身につけた技術は時間が経っても忘れない」という話です。

 

今回の「久しぶりの平刀」も同じです。

最初は仕上げる動作が少しぎこちなかったですが、本数を重ねるにつれ、体が思い出してきました。

 

しかし身体というのは不思議ですね。

一度覚えた技術は数年たっても忘れないのに、昨日の晩御飯は何を食べたか忘れてしまうことがある…。

詳しいメカニズムがあると思いますが、職人仕事をしていると、自分の身体に驚かされっぱなしです。

 

それだけ自分の身体を見つめている証拠ですね。

今まで必死にやってきたことが、実として感じられるのは嬉しいこと。

実感すれば、より一層、技術習得に熱が入ります。

 

彫刻刀を仕上げる技術は、とても繊細。

上手にできないと、切れ味が悪くなってしまいます。

だからこそ、日々自分の身体と対話し、色々な技術を身につけようという心持ちが大切だと思います。

 

自分の仕上げた彫刻刀を多くの人たちが使っているところをイメージしながら、これからも全力で修行に励む次第です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。