【彫刻刀の作り方「⑤ 柄付け」編】小学生が使う彫刻刀はどのように作られているのか?

切れ味のついた刃は、いよいよ柄を付ける工程へ

柄を付けることで、ついに1本の彫刻刀が完成します。

 

(図:切れ味のついた刃に柄を取り付ける)

 

今回は、「工程⑦柄付け」を解説します。

 

(図:彫刻刀の製造工程)

 

工程⑦ 柄付け

(写真:柄付け作業の様子)

 

柄付け作業は、機械で打ち込みを行っています。

しかし、ただ単純に彫刻刀の刃に柄を付けるだけではありません。

柄を付ける直前に、しっかり検品するのです。

 

不良かどうかの検品を行った後、柄を取り付けます。

この作業を手際よく、流れるようにできるのが柄付け担当している女性の皆さんです。

 

(写真:1本1本検品しながら柄付けを行う)

 

柄を取り付けることで、ようやく1本の彫刻刀ができあがります。

出来上がった彫刻刀は、さびないようにさび止め油をつけます。

 

(写真:ローズウッドの柄のよしはる彫刻刀)

 

そして、最終工程である「検品・梱包」へ送られます。