コツノートを見返したら偶然見つけた1つの真実

こんにちは。

職人のたまご、奥村です。

 

ここ最近、「コツノート」についてお話しました。

 

大公開!職人のたまごは、こうやって技術を習得している。

2019-03-26

 

今回は、「コツノートを見返したらわかった1つの真実」をご紹介します。

 

難しい技術に挑戦中

(写真:サンドペーパーに刃の表面を当てる様子)

 

高速回転するサンドペーパー。

これに彫刻刀の刃を当てます。

すると、表面が磨かれ、「きめ細やかな刃面」に仕上がるのです。

 

(写真:切れ味抜群のよしはる彫刻刀(小丸刀)」

 

最近僕は、小丸刀で研磨作業を行っています。

刃の表面を削る技術は、独特なもの。

繊細な技術が要求されます。

 

(写真:熟練職人の技術を見るとほれぼれする)

 

僕はまだまだ手がおぼつきません。

なので、一発で刃の表面を削れることもあれば、2回、3回と当て直しをすることもあります。

 

 

この作業はとても難しいので、コツノートにメモすることは欠かせません。

むしろメモしないと、せっかくつかみかけたコツが消えてしまう可能性があります。

今思いついたなら、今書く。

これがメモの鉄則です。

 

メモをたくさん書いたら…

(写真:僕のノートには「やっぱり」という言葉がたくさん出てくる)

 

あることに気づきました。

「今日書いたメモが、過去にメモした内容と同じものだった」

 

小丸刀の表面を磨く日々。

おとといは、「タン・タン・タン」というリズムでやるといい。

でも昨日は、「ツー・ツー・ツー」のリズムのほうがいい。

でも結局今日は、「やっぱりタン・タン・タンで」と書いている。

 

(写真:同じことを書いていることすら忘れてることもある…。だからメモを見返すことが大事)

 

ということは…。

同じことが書かれている内容が、真のコツではなかろうか。

つまり、同じコツの内容を繰り返し意識しながら作業をする。

そうすることで、スムーズに技術が習得できるのではないかと考えます。

 

(写真:コツの宝庫)

 

今まで、右往左往しながら技術を身につけてきました。

うねうねだった技術の道が、1本のまっすぐの道となってきたのかも。

まだまだ完全な習得には程遠いですけどね。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ほじゃ、今回はこのへんで。