「できない理由」がわかったら、もう無敵です。

こんにちは。

職人のたまご、奥村です。

 

現在、中丸刀の刃のゆがみを直す作業をしています。

 

(写真:中丸刀の刃こぼれやゆがみ)

 

ゆがみを直すために使う道具は、高速回転するサンドペーパー。

 

(写真:サンドペーパーに刃先を当てている様子)

 

このサンドペーパーに刃先を当てることで余分な刃が削り取られ、丸い形に整っていくのです。

ただし、キレイな丸い形にするのはあくまで職人の手によるもの。

指先の感覚を研ぎ澄まし、丁寧に削っていく技術が求められます。

 

(写真:磨いた直後の刃先は光り輝くほどキレイ)

 

じつはこの作業、めちゃくちゃ難しいんですよ。

僕自身もまだ完璧に技術を身につけられていません。

1本1本手作業で刃の形を整えていくのですが、数本に1度は必ずミスしてしまい、刃の形がさらにゆがむこともしばしば。

この作業をやるときはいつも以上に集中力を使うので、かなり疲労が溜まります。

 

「できない理由」がわかったら無敵

(写真:中丸刀の丸みに沿って刃を磨かなければならない)

 

中丸刀や小丸刀のような丸い形に整えるのは、とても難しいです。

僕も当初、サンドペーパーに刃先を当てていても丸みを感じることすらできませんでした。

何度やってもキレイな丸い形にならず、イライラしながら作業していたのをよく覚えています。

それでも慣れてきたら、徐々に丸みを感じながら刃のゆがみを削り取ることができるようになってきました。

さらに最近は、ミスしたときに「なぜミスしたのか」がわかるようになってきました。

今までは、ミスしてもどこがダメだったのかが全然わかりませんでしたが、経験を積み重ねていくうちに、ピンポイントでミスの原因がわかり、すぐに修正することができるようになってきたのです。

そして、「ミスを修正できた」という経験値がさらに蓄積し、もっとレベルアップをすることができています。

 

 

現在の目標は、「ミスをせず、一発でキレイな形に整えられるようにすること」です。

ミスを修正する技術も大切ですが、そもそもミスをしない技術も身につけたいところ。

そうすれば時間のロスも減り、より多くの彫刻刀の刃を仕上げることができますからね。

 

まだまだ先は長そうですが、1本1本地道にこなし、しっかりと技術を身につけようと思う次第です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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